ブログ個別コンサルを受けて改めて実感する目に見えないサービスを売るという事

本日はブログの個別コンサルティングを受けてきました。

税理士の仕事は目に見える成果物では測れない

税理士の顧問料が高いのか安いのか・・・非常に判断がつきにくいグレーな部分だと思います。

例えば、上の画像は私が愛する近所のキクヤカレー。豚バラカレー税込1,050円です。

この金額が高いのか安いのか・・・これは私の大好物なので決して高いとは思いません。

そもそもカレーも具沢山ですし、ライスも最高に美味しいサラダも付いてこのお値段。

更にライスの量も150gから300gまで選べるので、満腹になる事も可能です。

一方、私たちの仕事はグレーです。

申告書の帳票の枚数が単純に増えたら顧問料が上がるわけでは無いからです。

それにお客様によっては、レシートの入力枚数が少ないので、時間単価で換算すれば

安い!と言われる事もありますし、いつでも困った時に相談に乗ってくれるので、

これくらいは払うよ!と言ってくれる事もあります。

目に見えないサービスが高いのか安いのかは非常に客観視しにくいという事です。

目に見えないサービスに力を注いでいる自負を持つ

私は、領収書の入力の数が膨大に多くて、

お客様の手を動かす手間を省いてあげる仕事をメインにしたいとは思っていません。

これは、記帳代行ビジネスが良くないと言いたいわけでは無いです。

そもそも仕訳入力などのルーティンも私は苦じゃないですし、

難解な条文を朝から夜までひたすら読んで、解決の糸口を探す仕事は

非常に疲弊しますし、きついです。

ただ、「60分の入力で2,500円払うなら、丁度コスパ良いから先生にお願いするね!」

という関係の仕事は受けたくないと思っています。

独立をしたら、選んで頂かなければならないのですが、

それと同時に、私もお客様を選ぶ事になります。

私は、申告書が出来上がるまでの一つの事業年度でお客様と色々な事を話し合い

考えて、良き外部のビジネスアドバイザーとしての関係を築きたいと思っています。

だから、会っていない間であっても、新しい税制の知識をインプットし、

お客様に適用出来るように提案していく。

そういう目に見えない考える時間をキチンと理解してくれるお客様に

サービスの提供をしたいと思っています。

サービスの提供側は決して高くないという位の姿勢で臨む

私はお客様に対して、ボッタクラナイという事をルールにして仕事に臨みたいと思っています。

これはどういう事かというと、組織にいると割の合わないお客様の赤字

(顧問料のお金に対して作業量が膨大過ぎたり、難解過ぎる等)の補填を

割の合う(むしろオイシイ)お客様からする事が往々にしてあるという事です。

そういう事をしていると、片方はボランティア活動に近くなり、他方はまるでお客様から

表現はひどいですが、提供したサービス以上にチップを毎月頂いているという事になります。

この図式は、組織にいればどうにもなりません。

膨大な作業量を給与が安い見習いの人に夜遅くまで頑張ってもらって、

その見習いの人が税理士試験の勉強時間を確保出来ずに税理士になかなかなれない。

そういう悪いスパイラルを生み出します。業界としても良くありません。

こういう事をしたくないので、提供するサービスの質に拘る。

手を動かす事よりも頭を使い、コミュニケーションを取って

顧問税理士を信頼して頂ける。そういう仕事をしていきたいと思います。

この考えは税理士に合格する前からできますし、開業税理士でも所属税理士でも関係無く、

仕事のスタンスとしていつでも意識して臨む事ができると思います。


 

【編集後記】

 

台風の影響はあまり受けず、特に雨にも打たれることなく

昨日と今日を過ごす事ができました。

最近はキヨスクで買った折り畳み傘がコスパが良くお気に入りなのですが、

台風の日にさしたらきっと即壊れるのでしょうね(笑)

 

【一日一新】

~ スターバックス アトレ上野 ブログ個別コンサルティング受講 ~

私が税理士試験時代からメルマガやブログで思考整理をさせて頂いていた

税理士 井ノ上陽一さんにならって私も意識して、一日に一つ以上新しい経験をし

それを記していきたいと思います。