実務家は受験後であっても相続税法の勉強をした方が良い理由

こんにちは。

吉田町と野毛を愛する横浜市中区(馬車道・関内)で開業中の税理士しのはらともあきです。

本日のブログは・・・。

僕は、いつもブログの最後に「横浜市中区の馬車道駅で事務所をやっています。個人事業関係の税務と資産税(相続・贈与)の申告をしています。」

 

って書いている位なので、相続税もやっております。僕が相続税もやって良かったと思った視点をお伝えしたいと思います。

ってそんな事を書かせて頂きます。

しのくん

独立してから毎年〇件相続税の申告に関与する!というのを目標としております。
わん!(今年の受任状況はどうなのよ?)

はぐみ

しのくん

実はお蔭様で、来月の案件が正式に受任する事が出来れば年間目標を半年間で達成することとなります。
ばう!(なかなか順調じゃない。その後はどうするの?)

たお

しのくん

年間目標以上に受任すると月次業務がおろそかになると思うので、その後は、仲良い税理士に引き継がせて頂く予定です。お仕事頑張り過ぎるのは良くない(4~5月に身をもって知った)

個人税務の視点:人に帰属する税の出口である事

しのくん

生存している間は、所得税及び贈与税。最後の出口で相続税ですね。

我々、人は、所得税を納税しているわけです。

また生存中に誰かに資産を贈与等すれば、贈与税がかかるわけです。

毎年の確定申告で税金計算をすることは当然、我々の業務としては重要な業務です。

ただ、人の最後の出口である、相続税の視点が無いまま

毎年の確定申告をすれば、本当に良いのか?

と考えると、やはり将来の相続税も考えながら提案をするのはお客様満足の視点では

大切な事だと思います。

今年、お問合せ頂いたご相談でも

今までの先生が毎年、確定申告をやっていたのですが、

相続税の対策を全くしていなくて、

「相続税の視点があれば、どの遺産をどのようにするか、またその場合どういうレールを予め引いておくか」

などの視点が浮かびます。

毎年の所得税の視点だけでは、相続人が苦しむ事にもなりかねません。

遺言さえあったら・・・

これは本当に何度も何度も思う事です。

なかなか、自主的に遺言を書こうと思う人はまだ少ないと思います。

だからといって一般家庭に司法書士さんが入る事もそこまで多くは無いです。

不動産所得や事業所得の申告を受けている税理士なら、

この財産状況や相続人の状況だったら、

遺言等の対策は必須だな・・・

とか

生前贈与をすべきだな・・・

とか、

相続税の納税資金対策をすべきだな・・・

とか浮かびます。

今目の前の顧問先様の申告を預かる以上は、

その方が亡くなった時に、相続をするその方の大切なご家族が苦労されないよう

我々専門家がアドバイスできる事はした方が良いと思いませんか?

僕はそう思うから相続税も業務として受けております。

わん!(わたしが死んだ時にあなたは号泣したものね。生き死にというのはとても苦しいものよ。でも残った家族が少しでも困らないようにしたいわよね。)

はぐみ

法人税務の視点:株価という避けられない問題

しのくん

株価の観点でも決算書を見れるようになるべきです。

法人顧問様の業務であっても、毎年の法人税の計算だけをすれば良いとは言えません。

その法人の株価がどのようになっているか?

これによって、どのタイミングで事業を次世代に承継させ、株式を承継させるか?

などのアドバイスもしてあげないと、法人がスムーズに経営を行えない事態を招きかねません。

決算書を見た時に、別表2を見た時に、

株価の状況が浮かび、どのようなスケジュール、タイミング、イベントで次世代に移すか?

そんなお話も社長さん達とした方が、我々も専門家として信頼して頂けると思います。

僕は、個人税務寄りの税理士ではありますが、法人顧問様の業務も受けております。

(大きな法人様はお受けせず、得意な先生にお願いしています。)

法人顧問様の契約も頂く以上は、

やはり、株価の問題が生じているような顧問先様については、

株価のアドバイスもさせて頂いております。

結局は、僕を信頼して依頼してくれている法人様や社長様、ご家族様が困らないために

我々専門家が出来る限りのアドバイスをする!

その為には、相続税法の知識もやはり必要となってきます。

僕は、昔は株価の視点で決算書など読めませんでした。

ただ、相続税法の業務をやるについれて決算書の見え方も変わってきました。

本当にやっていて良かったと思います。

是非、このブログを読んで興味が湧いた方は是非、相続税法の勉強もやられると良いと思います。

ばう!(前の事務所で沢山株価の評価をやらしてもらったから良かったわね。あんた。)

たお

番外編:業務のメリハリとして

しのくん

所得税や法人税のように所得に帰属する税金とは考え方が異なるのでメリハリになりますよ。

毎月、毎月、決算組んで、

確定申告は必死に個人事業主様の所得を算定して、

また決算組んで・・・確定申告やって・・・

というよりも、たまに、相続税の業務が入りますと、

不動産の現地確認しにいったり、

図面に三角スケールとか使って線引いて財産評価したり、

色々と相続・贈与をどのように実行していくかシミュレーションしたり、

通常業務とは結構違う業務をやる事になります。

いつも同じ事をやるよりも

たまに全く毛色の違う業務をやるのはメリハリになりますし、

僕は飽きやすい性格だから、メリハリが物凄く助かっています。

今日は、相続税法の日!!!

とか決めると、それだけで、副業気分になりますからオススメです(笑)

わん!(業務にメリハリは必須よね。)

はぐみ

「しのはらともあき税理士事務所」の所長の僕はこんな感じの税理士です。

しのくん

横浜市中区の馬車道駅で事務所をやっています。個人事業関係の税務と資産税(相続・贈与)の申告をしています。
わん!(どうぞ宜しくお願い致します。)

はぐみ

ばう!(どうぞ宜しくお願い致します。)

たお

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【編集後記】

先月は色々と考えさせられる1か月でした。

うまく表現できませんが、

いつまでも、仕事が楽しく前向きにご活躍頂けたら嬉しい。

それが、僕にとっては最後の気持ちです。

税理士は楽しいよ!

このブログを読んでくれている方も1日でも早く税理士目指して欲しいと改めて思いました。