税理士事務所に勤務するメリットについて

こんにちは。

吉田町と野毛を愛する横浜市中区(馬車道・関内)で開業中の税理士しのはらともあきです。

本日のブログは・・・。

僕は開業税理士なので、試験合格から独立開業について書く事が多いのですが、

改めて勤務税理士として働くメリットについて考えてみました。

 

ってそんな事を書かせて頂きます。

しのくん

勿論、どちらが上でどちらが下ということは無く、人生の選択の1つです。
わん!(あなたは独立する予定じゃなかったものね)

はぐみ

しのくん

うん。むしろ独立するより勤務税理士の道で生き続ける予定だったからね。
ばう!(何故、勤務税理士として生きようとしたかアウトプットしなさいよ)

たお

しのくん

うん!今日のブログはそんな感じでスタートです。

メリット1:開業では出来ない規模感の仕事ができる

しのくん

僕が考える理由としてはこれが一番でしょうか。

勤務だからこそ出来る仕事というのは確実にあります。

大企業や上場企業、組織再編、資産家の相続税、

各種納税猶予案件など挙げればきりがありません。

やはり、僕のような1人開業税理士では上記の案件はまず

案件としてなかなか入ってこないですし、

入ってきたとしても僕1人の力では対応ができないので

僕は受任できません。

来ることも無いでしょうが、万が一案件として入った場合は、

元勤務先の所長に相談のうえ、お受けいただくようお願いすると思います。

よって、

勤務時代しか経験できない規模感の仕事

は絶対にあります。

よって将来、仮に独立を考えているとしても

今出来る仕事は絶対に1つでも多く経験すべきと僕は思います。

ばう!(あんたも勤務時代は、大きな会社、IPO案件、組織再編など今じゃ絶対できない仕事をやらせてもらったものね)

たお

メリット2:意見を交換し合える

しのくん

開業してみて思いますが専門家のブレインは1つでも多い方が良いです。

この仕事は全ての税目を完璧に網羅する事はできません。

やはり得意不得意がありますから

迷った時に相談し合えるブレインが周りにいるのは強いです。

僕も友人の税理士に相談することはできますが、

あくまで参考意見程度ですし、

勤務時代に周りの税理士や上司、後輩と税務上の取扱いについて

議論するのとは全く違います。

やっぱり人と働く事は、

税務上の取扱いの誤りを未然に防げますし、

よりよいアイデアが生まれますし、

相互チェックにより成果物の精度もUPします。

開業税理士が1人でやるのはここは限界があるでしょう。

それに、各自が自分の考えた結論を持ち寄って議論するのは

非常に勉強になります。

やはり勤務時代にいかに真剣に業務に取り組むかが

自分のスキル構築に大きな影響を与えると思います。

わん!(あなた、今勤務のメリット考えて、勤務に戻りたいって思ったかしら?あなたは当初は勤務のまま過ごす予定だったものね。)

はぐみ

メリット3:バランス感覚を保てる

しのくん

開業税理士になるとノールールです。全ては自分のルールになります。ある意味怖いですよね

勤務税理士であれば、

当たり前の事ですが、出社時間や全体ミーティング、退社時間など

色々なルールがあります。

開業税理士になると、出社も退社も自由ですし、

全体ミーティングもありません(1人税理士を前提としています)

楽な反面、年々、社会人としてのバランス感覚を失ってしまう可能性が大いにあります。

社会人としてのバランス感覚を失えば

顧問先様の社長とお話していても、もしかしたらズレが生じてくるかもしれません。

いつの間にか、裸の王様になっているかもしれません。

常に、自分が 世の中の社会とバランスが保てているか?

見つめ直す必要があります。

このような自分を見つめる時間をないがしろにすると

どんどん歪な方向に向かっていき、気が付いたら

ビジネスマンとしてかなり外れている状況になりかねません。

自由である反面非常に危険な側面です。

勤務税理士であれば、常にそのような事なく、

バランス感覚を保てるでしょう。

ばう!(あんたもバランス感覚を失わないよう注意しなさいよ!)

たお

メリット4:寂しくない!楽しい!(環境によりますが、独立も楽しいけど)

しのくん

開業税理士は孤独です。

責任の有無は、今回のブログでは書きませんでした。

勤務税理士であっても、自分で責任を取るつもりで責任ある判断をして欲しいからです。

だから、責任の有無はここでは書きません。

そのうえで最後のメリットは、

環境によりますが、

やっぱり、先輩、同期、後輩がいる環境で仕事をするのは楽しいかなと。

僕は事務所に出社してから、退社まで基本1人です。

お客様とMessengerやメール等でやり取りする事はありますが、それは業務です。

(僕はお客様とほぼ電話はしません。電話は基本、嫌いと伝えてありますし、こちらからもほぼかけません)

なので、パソコンで色々文字は打ってコミュニケーション取っていますが、

全て仕事です。

気兼ねなく「昨日のテレビ見た?超面白かったよね」的な会話をする相手はいません。

相談する相手もいません。

悩んでも基本自分で解決しなければいけません。

やっぱり孤独な面はあります。

勤務税理士と比べてば明らかに孤独です(笑)

これを寂しいと思うか、自由で楽しいと思うかは人や環境次第ですが、

勤務税理士は自由であると同時に孤独であり、全てを自分で決断しなければなりません。

これは苦しい事でもあります。

もし、今いる組織が

人に恵まれている

日々の仕事がやりがいがあって楽しい

税理士として専門性を求められてスキルアップが出来ている

という事であれば、

独立の選択ではなく、組織で今できる仕事に全力で取り組まれることをお勧めします。

勤務税理士でしか出来ない事は多々あります。

わん!(あなたも色々なタイミングが無ければ辞めなかったものね!)

はぐみ

「しのはらともあき税理士事務所」の所長の僕はこんな感じの税理士です。

しのくん

横浜市中区の馬車道駅で事務所をやっています。個人事業関係の税務と資産税(相続・贈与)の申告をしています。
わん!(どうぞ宜しくお願い致します。)

はぐみ

ばう!(どうぞ宜しくお願い致します。)

たお

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【編集後記】

来週月曜日で、当初の確定申告期限が到来しますね。

確定申告期限が延長することで、新規のご依頼が複数入ってきまして

結局は延長すれば延長しただけ、期限まで確定申告なのかもしれませんね(笑)

ただ、当事務所は基本は3月15日でほぼほぼは終了させまして、

新規案件については、関係各所の力を借りて、

僕が100%関わるのではなく、記帳部分はアウトソージング等の方法で対応

することとしました。

※ご依頼時にその旨も全部ご依頼者にお伝えしています(別にそんな事、本来言う必要ないけどねw)

3月16日以降は、いつもどおり、法人顧問様と相続税関係の案件にシフトしたいと思います。