私が合格した税理士試験5科目の勉強時間を公開します

専門学校が公表している勉強時間で合格するのはご存知の通り絶対無理です(笑)

勉強時間は確かに人によって異なる

合格までの勉強時間は人によって異なります。

時間だけで比べても、その時間の密度が違えば当然結果も異なります。

私は試験勉強の時間をスマホのアプリを使って集計していました。

集計する以上、勉強している時間はかなり集中していたと思います。

ただ人間はロボットではありません。

集中していてもすぐに「あれ?あの仕事どうなったっけ」

「あのドラマは何曜日だっけ?」

「あー酒飲みたい」とか色々な雑念が生じます。

極力は集中していましたが、少しは雑念も入っている私の勉強時間は

以下の通りになります。

合格科目の勉強時間ランキング

★第5位★ 住民税 約230時間(講義・理論暗記込み)

所得税法が二年目だったので、住民税については計算はかなりの部分で

所得税法がカバーしてくれています。

所得控除の上限などが所得税法と異なるので、そういう違いを

覚える必要はありますが、基本は所得税法の知識で8割超カバー出来ている

という印象です。間違いなく、所得税法が合格レベルに達している人は

かなり少ない労力で合格できると思います。

※ただし計算はワンミスで命取りに等しいので電卓ミスでまた来年・・・という恐怖

 

★第4位★ 簿記論 約550時間(講義込み)

簿記論は激しく難しかったです。

ただ私としては珍しく初回で合格した科目です(住民税と簿記論以外は1回以上は不合格経験)

とにかく計算を何度も解く!特にトリッキーな問題は捨てて基礎的な論点は絶対に落とさない事!

※取捨選択を間違えるとまた来年・・・という恐怖。先輩は何度も落ちていた・・・

 

★第3位★ 消費税法 約1200時間(講義・理論暗記込み)

私は2年間かかりました。理論が難しいという意見が多かったのですが、

私は過去にSEをやっていた事もあって、結構覚えやすかったです。

(消費税法の理論ってプログラミングのIf文みたいな印象なんです)

ただ理論の題数が少ない分、ある程度の精度を求められたので辛かったです。

計算は「頼むから国等でないでくれ!」と祈って本試験に臨んでました。

(国等は捨てていました・・・本当は良くないけど・・・)

※第67回本試験を見てみると、計算が簡易・原則の判定がギリギリの問題で

その判断を間違えれば当然また来年・・・理論の事例問題も結論間違えれば

当然0点なので精神的に少し辛いですね。

 

★第2位★ 所得税法 約1800時間(講義・理論暗記込み)

計算はとにかく基礎を落とさない事。

年内テキストを5回転はしていました。

上級テキストも3回転はしていました。直前の模試系は最低でも2回転・・・

今思っても問題解きまくっていました。

理論は基本的にほぼ全てを本試験に持っていっていました。

(ナンバーの振られていない研究論点についても暗記していました)

ただし、暗記の精度は一字一句では無く、作文もある程度する程度の精度です。

※年によって計算問題の難易度に凄い差がありますね。ワンミスでまた来年・・・という

試験ではないですね。

 

★第1位 財務諸表論 約1850時間(講義・理論暗記込み)

私は4度目にしてやっと念願の合格。

3連敗してから2年間放置し、その後に簿記論と一緒に受けてその年は250時間で合格

しました。正直、簿記論をやっていれば殆ど計算はカバーできます。

表示区分や理論は改正はありますが、ベーシックな文言やキーワードは変わらないので

3連敗した際に覚えたものが2年間のブランクが開いても直ぐに覚えなおしができました。

4年目は、計算は総合問題だけ1~2回転し、理論メインでやりました。

簿記論との同時学習が絶対的におすすめ

※理論は範囲が広いので非常に不安・・・専門学校の予想を信じるしか無い・・・

でも毎回結構当たっている気がします。外れても対応できる程度に全体的に

むらなく覚えた方が良いと思います。

5科目合計5630時間

5科目合計5630時間やりました。これを仕事をしながら8年間やりました。

恐らく歩きながら隙間時間に暗記した時や、

顧問先の巡回途中に電車で暗記した時間などの集計漏れはあると思いますので

恐らく6000時間超で合格したのだと思います。

個人的に感じるのは、

住民税はラッキーでした。何度受けても受からない可能性は十分あったかなと

感じます。

簿記論についても取捨選択を間違えれば即座に落ちるので(それも実力ですが)

動物的な勘やセンスを磨く必要があると感じます。

よって苦手な人は苦手なんだろうなあ・・・と。

私は簿記論はフィットした方のタイプだったのですが、

二度と受けたくない科目としては住民税と簿記論が二大巨頭です・・・

(住民税が一番受けたくないですが・・・ワンミスアウトは精神的に怖いです)


 

【編集後記】

最近は職場で取引相場のない株式の評価をしています。

平成29年改正があり、類似業種の計算方法に変更がありますね。

路線価も上がっている傾向にありますし、昨年と比べて

どのくらい影響が生じるのかが気になるところです。

(専門誌などで詳細に分析した結果の記事などもありますね)

 

【一日一新】

~ タカキベーカリー たまごスナック ~

 

私が税理士試験時代からメルマガやブログで思考整理をさせて頂いていた

税理士 井ノ上陽一さんにならって私も意識して、一日に一つ以上新しい経験をし

それを記していきたいと思います。