税理士資格が必要だと思った3つの変遷

税理士事務所に勤務して暫くすると資格が無くても仕事はできるかも?

と思った時期がありました。それでも紆余曲折ありましたが税理士になりました。

組織で発言力・影響力を持ちたかった

私は現在独立を決めていますが、以前は組織が好きでした。

正確には今でも組織は好きです。お互いが知恵を出し合い尊敬し合う

そういうプロフェッショナル意識のある集団の中で働くのは

とても私にとってはワクワクしますし、それが仕事としてお給料を貰えるので

あれば、そんな幸せな事はありません。

それでも、組織は色々な諸問題があります。

基本的には「人間関係」多いのかもしれませんが。

組織をより良い環境にし、従業員たちが安心して働き

定着率を高める仕組み作りについて発言したいと思った時期がありました。

(人様の事務所に発言するなんて、何様だ!と思われたかもしれませんが・・・)

仕事が出来るだけではダメで、税理士として責任感を持って仕事に従事し、

他の人からも認められ一目置かれなくては、発言をしても影響力が無いと

思っており、やはり組織に属すとしても税理士資格は必要だと思いました。

対外的に信頼を得たかった

年々仕事を続けていく中で、やっぱりお客様と対峙した際に

「税理士」として発言したいと思うようになりました。

やはり大きな顧問先様を担当させて頂くと「事務員さん」と言われる事もありました。

それに、税理士試験を毎年受けていたので当時、物凄く応援をして下さっていた

担当の社長様がいつも

「うちは無資格者が担当なのかよー!?税理士報酬払ってるのに税理士じゃねーじゃんか!」

(その社長なりの私に対する エール ですが(笑))

と言っていました。

私はやっぱりその社長に「税理士」として名刺を渡したいと思っていました。

また税務調査の際も「税理士証票」を提示出来ないのは、

なんとなくいい気分では無かったです。

かならず調査立ち合いに所長を連れてこないとダメな状況なのも嫌でした。

税務署の方々や県税事務所、市税事務所等の方々と税務の話をする際も

「税理士」として仕事を進めたいと強く思うようになっていきました。

最終的には「いろいろなんでもぜんぶやりたい」

「組織のために」がスタートで税理士を本気で目指しました。

でも、その動機は少し歪だったと思います。

事実、私はその組織で税理士になる前に退職してしまいました。

組織を変えるというのは難しい事だと感じますし、

そもそも「変える」事が正解なのか不正解なのか分かりません。

それは経営者がやる事であり、いち従業員がやる事では無いからです。

対外的な信頼というのも具体性がいまいち乏しいです。

確かに目の前のお客様は全力で私を応援してくれました。

もの凄いパワーを頂きました。でも、自分の人生で膨大な時間を費やす理由にはなりません。

退職をして、目の前のお客様とも関係が断ち切れた時に思いました。

私は、なんで税理士になるんだっけか?と。

なんでこんな苦しい思いをしてるんだ?と。

(退職し、数カ月間猛勉強をしていたら体調を崩して1カ月位休んでいました)

最終的には答えが見えないまま、最後の本試験を受けて合格し、

税理士資格が備わったわけですが、今資格が備わって

何で資格が必要なのか分かりました。

いろいろなんでもぜんぶやりたいんだー!って。

いろいろなんでもぜんぶやるっていうのは、

税理士業だけじゃなくて、ブログや今後いつか執筆やセミナーも

やりたいし、全然畑が違う仕事もやりたいです。

(普通に週1日はスタバとかで働きたいし(笑)ちょっと諸条件が合わず無理なのですが

本気で探しましたよ(笑))

資格が備わると色々なものが見えてきます。

だから、本当の目的は資格が備わった時に

自分の本当の声が聞こえる事もあるかもしれませんね。


 

【編集後記】

 

新入社員の人が最近フロアに2名入ってきて賑やかになってきました。

私は年内までですが、税理士業界に入ってきてくれた人たちを見ていると

とても嬉しく愛おしく思います(笑)

2名とも税理士資格を目指しているようなので本当に負けずに頑張って欲しいです。

 

【一日一新】

~ モンパカ 秋葉原 ワイン3本 ~

 

私が税理士試験時代からメルマガやブログで思考整理をさせて頂いていた

税理士 井ノ上陽一さんにならって私も意識して、一日に一つ以上新しい経験をし

それを記していきたいと思います。