税理士試験を終えて様々な敵を考えてみました


税理士試験には沢山の敵が出てきます

試験取っても意味ないよ外野(ザコ敵)

税理士試験の本当の敵は何でしょうか?

私は、試験問題自体の難しさでは無いと思います。

自分の中から湧き出る色々な醜い感情もありますし、

外の環境からの色々な言葉や態度に日々惑わされる事もあります。

とにかくメンタル勝負だなと思うのです。

税理士になるには実務経験も必要なので税理士事務所に勤務しながら、

税理士試験の勉強をする人も多いと思います。

そこでかならず一度は言われる

「税理士にならなくてもこの仕事は出来るし、そんな勉強実務に役立たないよ」

発言があります。

この言葉を鵜呑みにして

「資格取らなくても仕事出来るのだから資格はいいかなー」

って勉強を辞めてしまった方もいたので非常に残念です。

税理士の中で「資格は無くてもこの仕事に支障は無い」

と思っている人はおそらく誰もいません。

もしこのブログを読んで道に迷っている人がいたら断言します。

この仕事には資格が必要です。己を守ってくれます。

だから試験は苦しい事も多いけど頑張りましょう。

優先順位は最重要に考えて良いです。

己の中の欲望との戦い(中ボス)

税理士試験の勉強は9月の上旬から翌年8月上旬の約11ヶ月続きます。

その間もリフレッシュするために目一杯遊ぶ日は作るべきだと思いますが、

試験を受けない人よりも圧倒的に制約を受ける事になります。

私が辛かったのはTAC横浜校に通っていたのですが、7月末位の最後の追い込み時期に、

花火大会がすぐ近くにありまして、自習室で花火が見えるのです。

それが毎年恒例なのですが辛かったです。

「こんな苦しい思いをするの辞めてビール片手に花火大会行きたい…」

これが何年エンドレスに続くと思っていました。

他にも私はバンドを組んでいましたが勉強の為に事実上解散…

趣味だったライブ鑑賞もほぼ封印…

気がついたら音楽離れして話題についていけない

やりたい事をある程度捨てないと到底続けられない試験です。

私は家族が協力的で、家族、友人、職場の仲間、お客様が多大なる応援を

してくれたおかげでなんとかギリギリ続けられたのだと思います。

僻み妬み嫉み(ラスボス)

一番のラスボスは己の中から湧き出る醜い感情です。

税理士試験にプライベートの時間をほぼ全部費やすと

悪い自分が突如出てきます。

「昼休みにペチャクチャ喋って勉強もしないなんて!」

「遊んでる暇があったら勉強しろ!」

「なんで勉強している私の方が仕事量も多いんだ!」

(注:合格科目が増えると信頼されて仕事が増える負のスパイラルが生じる可能性があります)

「くそ!専門学校でワキャワキャすんじゃね!」←試験最終年度の末期ですね(笑)

色々な自分の中で想像もしていなかった醜い感情が湧き出ることがあります。

こういう感情が出ると、人に優しく出来なかったりして

試験勉強の効率にも、仕事の効率にも、交友関係にも良い事はありません。

この感情を多少はバネにしつつ、あまり振り回されないように

リラックスする時間を意図的に作るなどして是非、皆様は私のように

上記の敵と苦戦すること無く、税理士試験に集中していただけることを

心より願っております。

もし道に迷ったときは、私のこのような失敗例を見て、

「みんなそんなもんなんだな・・・」と思っていただければ幸いです。


 

【編集後記】

今日は新入社員の歓迎会でした。

家に帰る時間が遅いので

電車移動中にスマホでワードプレスを更新していますが

やっぱりパソコンが良いですね。

手がつりそうで大変(笑)

 

【一日一新】

~ ワインバルパパン 湯島 〜

 

私が税理士試験時代からメルマガやブログで思考整理をさせて頂いていた

税理士 井ノ上陽一さんにならって私も意識して、一日に一つ以上新しい経験をし

それを記していきたいと思います。